2018年1月2日火曜日

2018 ATLANTA BRAVES TOP 20 PROSPECTS

2018 ATLANTA BRAVES 

TOP 20 PROSPECTS

Ronald Acuna(OF)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.ロナルド・アクーニャ(OF)/Ronald Acuna
◯ファイブツール スピード CF守備 メークアップ / 
昨年『ベースボールアメリカ』他、各紙媒体でマイナーリーグのMVPにあたる賞を受賞したファイブツールプロスペクト。20歳。A+・2A・3Aで打率.325・21本塁打・44盗塁・OPS.896と素晴らしい内容。守備もCFとして申し分ない。オールスタープレーヤーになり得る。


2.ルイズ・ゴハラ(LHP)/Luiz Gohara
◎球速 / ◯奪三振 / △コマンド チェンジアップ
最速100マイルを誇るブラジル出身左腕。昨年9月にメジャーデビューを飾り、日系ブラジル人初のメジャーリーガーとなった。コマンド&チェンジアップの精度はまだまだだが、ローテーション1~2番手相当のポテンシャルを秘める。A+・2A・3Aで25先発して防御率2.62・K/9=10.7・BB/9=3.2をマーク。MLBでは5先発。

3.カイル・ライト(RHP)/Mike Wright
◯体格 速球 4球種 体格 / 
昨年のドラフト全体5位指名。最速98マイルの速球&スライダーを主体に打者を圧倒する。カーブ&チェンジアップも上質で、4球種いずれも平均以上というエースポテンシャル。細かいコマンドを磨いていきたい。同じくバンダービルド大学出身のウォーカー・ビューラー(ドジャース)と重なるものがある。

4.マイク・ソローカ(RHP)/Mike Soroka
◯速球 コマンド 3球種 運動能力 メークアップ / 
純粋な球威ではゴハラやライトに劣るが、コマンド&投球術を武器に、19歳ながら2Aで防御率2.75・K/9=7.3・BB/9=2.0と好投。メークアップ&運動能力の評判も良く、さらなる成長が見込まれる。90-93マイルの速球&スライダー&チェンジアップのコンビネーション。


5.オースティン・ライリー(3B)/Austin Riley
◯パワー 肩 3B守備 / △アプローチ スピード
アトランタの4番サードは彼で間違いなし。コンタクト面を不安視されていたが、2AでもOPS.900と見事適応。スイング改善に成功し、パワー&コンタクトがさらに向上した。AFLでもOPS1.021と打ちまくり、マイナー上位への準備は万全。3B守備でも向上著しく、平均以上との評価。

6.コルビー・アラード(LHP)/Kolby Allard
◯3球種 コマンド / △体格 球速低下
やや評価を落とした一年。球速低下が指摘され、ポテンシャルはローテーション4~5番手と評価するスカウトも。それでも19歳にして2Aで1年間投げ切り、防御率3.18・K/9=7.7・BB/9=2.7を納めた点は立派。90マイル前後の速球を主体に、平均以上のカーブ&チェンジアップを抜群のコマンドから投げ込む。

7.イアン・アンダーソン(RHP)/Ian Anderson
◯体格 速球 3球種 運動能力 / △コマンド
16年ドラフト全体3位指名。6-3の長身から最速98マイルの速球&平均以上の縦カーブ&昨季マスターしたチェンジアップを投げ下ろす。Aで20先発して防御率3.14・K/9=11.0・BB/9=4.7。コマンド&安定感を磨くことができれば、ポテンシャルはローテーション2~3番手相当。

8.ジョーイ・ウェンツ(LHP)/Joey Wentz
◯球種 奪三振 3球種 体格 運動能力 伸びしろ / 
才能の塊。6-5/210の恵まれた体格に、高校時代には打者としても鳴らした恵まれた運動能力を備える。92-94マイルの速球&カーブ&チェンジアップはいずれも平均以上。Aでは26先発して防御率2.60・K/9=10.4・BB/9=3.1をマーク。メークアップの評価も高く、可能性は無限大。

9.ブライス・ウィルソン(RHP)/Bryse Wilson
◯速球 運動能力 / △チェンジアップ リリーフ向き?
高校ではフットボールでも鳴らしたアスリートタイプ。昨季はAで26先発して、防御率2.50・K/9=9.1・BB/9=2.4をマーク。最速96マイルの速球&スライダー主体の投球からリリーフ向きとの見方も存在するが、チェンジアップもプロ入り後、第3球種として精度を増している。

10.マックス・フリード(LHP)/Max Fried
◯速球 カーブ 奪三振 / ✖コマンド
パドレスからドラフト時はC.カーショウ(ドジャース)と比べられた逸材。まだまだ荒削りだが最速97マイルの速球&平均以上のカーブのコンビネーションはエース級。昨季は2Aで防御率5.54も、MLBで9登板。オフに参加したAFLでは、6先発で防御率2.13・K/9=11.8・BB/9=2.8。マイナー通算BB/9=4.2。

11.トゥキ・トゥサント(RHP)/Touki Toussaint
◯球威 奪三振 速球 カーブ / ✖コマンド
荒削りだがロマン溢れる剛腕。最速98マイルの速球&落差抜群のカーブのコンビネーションは支配的だが、マイナー通算BB/9=4.6と制球難が致命的。昨季A+・2Aで145回/167Kをマークした球威は魅力だが、このままだとリリーフ転向は時間の問題だろう。

12.クリスチャン・パチェ(OF)/Cristian Pache
◯スピード CF守備 肩 コンタクト / ✖パワー  
傘下No.1プロスペクトであるアクーニャに続きたいドミニカ出身のファイブツールプロスペクト。昨季は18歳ながらAで打率.281・32盗塁をマーク。プロ通算176試合で0本塁打ながらパワーはある程度まで向上が見込まれている。CF守備はマイナー屈指で、未来のゴールドグラバーと評されるほど。

13.カイル・マラー(RHP)/Kyle Muller
◯体格 伸びしろ 速球 / △変化球 
高校では二刀流としても活躍。6-6/225の体格に素晴らしいポテンシャルを潜めており、ドラフト2巡目ながら契約金$2.5Mでブレーブス入りを決めた。最速95マイルの速球はズッシリと沈む。カーブ&チェンジアップは発展途上ながら平均以上になり得る。昨季はAで11先発して防御率4.15・K/9=9.3・BB/9=3.4をマークした。

14.ドリュー・ウォーターズ(OF)/Drew Waters
◯スピード 肩 パワー / ✖コンタクト 素材型
昨年のドラフト全体41位。ファイブツールポテンシャルを秘めており、14位のパチェよりも打撃のポテンシャルで勝る。一方、Rで50試合/70Kと空振りが目立ち、適応まで時間がかかりそうだ。スピード&肩のツールは素晴らしく、CFとして申し分ないだろう。

15.ウィリアム・コントレラス(C)/William Contreras
◯打撃 運動能力 / △C守備 
ウィルソン・コントレラス(カブス)の弟。20歳。守備面を磨く必要があるが、抜群の運動能力から攻守揃った兄のような捕手になり得る。昨季はRで45試合に出場し、打率.290・4本塁打・OPS.810をマーク。30K/24BBと見極めもしっかりしており、今季の本格ブレークに期待。

16.タッカー・デビッドソン(LHP)/Tucker Davidson
◯速球 / △コマンド チェンジアップ リリーフ向き?
16年ドラフト19巡目が一躍注目を浴びた。昨季はリリーフで開幕も、シーズン中盤には先発ローテーション入り。Aで計103.2回を投げ、防御率2.60・K/9=8.8・BB/9=2.6とブレーク。92-95マイルの速球&カーブを主体にゴロ&空振りの山を築く。コマンド&チェンジアップを磨きたい。

17.A.J.ミンター(LHP)/A.J. Minter
◯速球 奪三振 クローザー向き / 
通算432セーブを挙げたB.ワグナーを連想させる左の剛腕リリーバー。マイナー通算59イニングで早期のメジャー昇格を果たすと、16登板で防御率3.00・K/9=15.6・BB/9=1.2と好投。94-97マイルの速球&90マイル前半のスライダーの2球種を度胸満点に投げ込む。

18.パトリック・ウェイゲル(RHP)/Patrick Weigel
◯球種 投球術 / △球威 TJ手術
6-6/240の恵まれた体格から常時92-95マイル、コンスタントに98マイルを叩き出す馬力が魅力。コマンドはアバウトだが、カーブ&スライダー&チェンジアップも平均レベルで、4球種を扱うことができる。すでに3Aまで到達しており、2A・3Aでは防御率4.14。TJ手術により、今季終盤の復帰予定。

19.トラビス・デメリ(2B/3B)/Travis Demeritte
◯パワー 肩 / ✖コンタクト
コンタクトは脆いが、豪快なスイングから生み出されるパワーは二塁手の中では傑出している。16年はマイナーでOPS.915とブレークも、昨季は2Aで打率.231・15本塁打・OPS.708とつまずいた。強肩を生かした守備は2Bでも3Bでも平均以上。

20.アレックス・ジャクソン(C/OF)/Alex Jackson
◯パワー 肩 / ✖アプローチ 捕手守備
14年ドラフト全体6位。ドラフトされたマリナーズでは開花せずも、ブレーブスに移籍してきた昨季は、A+・2Aで打率.267・19本塁打・OPS.808とブレーク。96試合/106K/23BBとアプローチは荒っぽいが、豪快なパワーが魅力。守備でも移籍を機に、高校時代に守っていた捕手へ再コンバート。長い目で見ていきたい。

Plus One Prospect
ドリュー・ラッグバウアー(1B/C)/Drew Lugbauer
◯パワー / 
昨年のドラフト11巡指名ながら、R・A-で60試合に出場して打率.261・13本塁打・OPS.865と自慢のパワーを発揮。60試合/68Kのコンタクトを磨いていきたい。マイナーではC/1B/3Bと様々なポジションを経験した。

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