2016年1月16日土曜日

2016 日本ハムファイターズ TOP10 Prospect

2016 日本ハムファイターズ TOP10 Prospect

当ランキングは選手の将来性と即戦力性のバランスを考慮して作成しました。基準としては現行のNPBの新人王規準ではなく、50IP/140打席(あくまで目安)たるメジャーかぶれの基準となっております。選手名リンク先から選手の動画に飛びます。



 


1. 渡邉 諒(SS)
2軍:84試合 .264/.346/.383 6本塁打 3盗塁
1軍:9試合 .154/.154/.154 0本塁打 0盗塁
13年ドラフト1巡目。走攻守を取り揃えたオールラウンダー。スピード&強肩&守備範囲を兼ね備えたSSディフェンスはハイポテンシャル。打撃の評価も絶賛されており、鋭くシャープなスイングに相応のパワーも備えており、将来的にはダイナミックなリードオフマンになり得る。14年4月にかかとの靭帯を損傷するなど健康面に不安。


2. 上原 健太(LHP)※ルーキー
15年ドラフト1巡目。アップサイドは群を抜いている。190cm/86㎏の長身から最速151㌔のストレート&鋭いスライダーを投げ下ろす。制球&メカニック面など粗削りな部分も目立つが、50m5秒9で走るアスリート性からあまり問題にされていない。木田優夫GMは「今までにないスケール感。将来日本を代表する投手になる」と絶賛。


3. 平沼 翔太(SS)※ルーキー
敦賀気比高ではRHPとしてプレーも、SSとしてドラフト指名。本人は投手としてのこだわりが強いが、熊崎誠也スカウトは「まずはショートでレギュラーをとってもらいたい」とコメント。天性のヒッティングセンス&50m5秒9のスピード&投手として144㌔を計測する肩を備えており、SS守備に適応できればスケールの大きい選手になれる。甲子園通算40打数15安打。


4. 加藤 貴之(LHP)※ルーキー
武田勝(日本ハム)と比較される制球力が持ち味の即戦力ルーキー。ストレートのキレの良さが高く評価されており、球速は130㌔台後半だが空振りが奪える。左打者にはスライダー、右打者にはチェンジアップをアウトピッチとして使っており、100㌔台のカーブや130㌔台のカッター、さらにはフォークも扱える。イニングイータータイプ。

5. 田中 豊樹(RHP)※ルーキー
上位指名候補も、5巡目までスリップ。180cm/90㎏のがっちりした体格から最速152㌔のストレートを投げ込むクローザー型。アウトピッチの縦スライダーも精度が高く、ストレートとのコンビネーションはパワフル。細かいコマンドには欠けるが、馬力は本物。2年次の日米野球では3回2/3を投げて6奪三振の快投を披露した。

6. 井口 和朋(RHP)※ルーキー
15年ドラフト3巡目。チェンジアップが高く評価されており、最速149㌔のストレートもパワフル。スライダーもキレがあり、3球種全てで空振りが奪える。マウンド度胸も高く、セットアッパー候補に挙げられている。コーナーを突く制球力を身に付けられるかが成功の鍵。

7. 高梨 裕稔(RHP)
2軍:21試合 114.2回 122K 41BB 3.38ERA
1軍:2試合 7.1回 7K 3BB 3.68ERA
2軍では11勝をあげ、規定投球回をクリアした投手の中ではトップとなるK/9=9.63をマーク。常時140㌔前半~145㌔のストレート&鋭く落ちるフォークのコンビネーションで三振の山を築く。一方でコマンドが平凡なのが課題。大卒ながら2年目と経験に浅く、成長の余地を残している。4月終了時点では25回/41Kと支配的な投球を披露し、5月3日には1軍デビューも経験。

8. 新垣 勇人(RHP)
2軍:22試合 63.1回 55K 11BB 3.13ERA
1軍:3試合 11回 8K 1BB 6.55ERA
プロ4年目も社会人出身のため既に30歳。二軍では毎年安定した成績を残しているが、1軍で結果が出ない。それでも15年はプロ初勝利をあげるなど自信は掴んだはず。フォーク&チェンジアップ&スライダー&カーブ&カッターと多彩な球種をコマンドよく織り交ぜる。最速148㌔のストレートは力があり、低めに投げ分けることができる。

9. 横尾 俊建(3B/2B)※ルーキー
177cm/89㎏のがっちりした体格の長距離砲候補。フルスイングが持ち味で逆方向にもホームランを打てるパワーの持ち主。15年秋リーグでは4戦連続含む5ホーマーと強烈なパフォーマンス。大学通算で52K/57BBと確実性も備えており、打力だけなら15年ドラフトトップクラス。守備では三塁手にふさわしい強肩の持ち主も二塁コンバート案も浮上。

10. 松本 剛(3B)
2軍:77試合 .285/.354/.384 6本塁打 2盗塁
1軍:11試合 .182/.250/.273 0本塁打 0盗塁
目立ったパワーポテンシャル。2軍では6ホーマーを放ち、さらにアプローチも26K/23BBと安定している。一方で守備の拙さが出場機会を奪っており、14年には二塁手としてはファームトップの14失策を記録。三塁コンバート後も拙守を連発している。課題の守備を磨いてパワフルな打力をアピールしたい。

Plus One Prospect
吉田 侑樹(RHP)※ルーキー
14年の大学日本選手権では東海大の14年ぶりVに貢献。大学日本代表にも選出され、アメリカ戦では8回1死までノーヒット投球を披露。187cm/80㎏の体格からアップサイドを評価されており、ドラフト7巡目でファイターズ入り。最速147㌔のストレート&フォーク。スライダー&カーブで緩急を生み出す。








2016年1月12日火曜日

2016 福岡ソフトバンクホークス TOP10 Prospect

 2016 福岡ソフトバンクホークス TOP10 Prospect

当ランキングは選手の将来性と即戦力性のバランスを考慮して作成しました。基準としては現行のNPBの新人王規準ではなく、50IP/140打席(あくまで目安)たるメジャーかぶれの基準となっております。選手名リンク先から選手の動画に飛びます。

 


1. 上林 誠知(OF)
2軍:88試合 .334/.372/.526 10本塁打 16盗塁
1軍:15試合 .318/.333/.591 2本塁打 0盗塁
巧みなバットコントロールの持ち主で、尊敬するイチロー(マーリンズ)に憧れて背番号51を背負う。プロ1年目の14年は3軍で88試合にプレー。2年目の15年はパワー向上に伴い2軍でOPS.898&10ホーマーとブレーク。1軍でも2ホーマーを放つなど20歳にして印象的な活躍を見せている。アプローチの粗さが唯一の懸念材料。



2. 高橋 純平(RHP)※ルーキー
15年ドラフト1巡目指名。183cm/76㎏たる体格から投げ込まれる最速152㌔のストレートは、素晴らしい腕の振りに助けられ、球速以上のノビを生み出す。130㌔台のスライダー&100㌔台のカーブで緩急を生み出すこともできる。また、制球も安定しており、四死球の少なさが光る。フォームの再現性を高めてプロの階段を駆け上りたい。


 
3. 牧原 大成(SS)
2軍:51試合 .321/.346/.373 0本塁打 12盗塁
1軍:43試合 .159/.170/.182 0本塁打 2盗塁
ファームNo,1のヒットマシーン。14年はファーム史上最高となる120安打&打率.374をマーク。15年もファームで.321をマークしたが、1軍では結果を出すことができなかった。巧みなバットコントロール&50mを5秒台で走り抜けるスピードが武器で、本職のSSの他、内野全般をこなす器用さも見せている。早打ちで四球が少ない。

4. 斐紹(C)
2軍:60試合 .255/.298/.312 1本塁打 2盗塁
1軍:11試合 .167/.444/.167 0本塁打 0盗塁
未来の正捕手候補を抜け出せずにいる。高校生No.1捕手たる看板を引っ提げ、10年ドラフト1巡目でホークス入り。捕手ながら50m5秒9とアスリート性に富んでおり、スローイング&ブロッキングも俊敏。C守備では着実な成長を辿っているが、高校通算35ホーマーの打撃はファームでOPS.610止まり。フリースインガーであるのもネック。

5. 塚田 正義(OF)
2軍:84試合 .281/.373/.424 7本塁打 7盗塁
1軍:12試合 .167/.167/.417 1本塁打 2盗塁
14年にはウエスタン・リーグの打点王を獲得したパワフルなバッティングが武器。15年は2軍で安定した成績を残し、プロ初ホーマーも放った。また、相応のスピードも備えており、ファームでも7盗塁。一方守備力には乏しく、レフトでのプレーに限られるだろう。

6. 笠原 大芽(LHP)
2軍:5試合 17.1回 11K 8BB 3.63ERA
笠原将生(元巨人)の弟。186cm/80㎏たる恵まれた体格の持ち主で、高いアップサイドを誇る。既に140㌔中盤をコンスタントに計測するストレートはさらなる向上が見込め、高校時から扱っていたカーブ&スライダーに加え、フォーク&ツーシームも習得。またコマンドも安定しており、アグレッシブな投球スタイルも高く買われている。

7. 小澤 怜史(RHP)※ルーキー
15年ドラフト2巡目。スケールの大きさはドラフト1位の高橋純平に引けを取らないと言われている。高校生ながら最速152㌔のストレートは威力抜群。セカンドピッチの向上が課題となっている。まずは体力強化に取り組んでいきたい。

8. 加治屋 蓮(RHP)
2軍:33試合 56.2回 38K 25BB 3.65ERA
13年ドラフト1巡目も、度重なる故障に泣く。1年目の14年は右肩を痛め1登板のみ。15年はファームで33試合に登板したが、1軍デビューは果たせず。最速152㌔のストレート主体のパワフルなピッチングで、縦のカーブ&140㌔超のスプリットを交える。フォームの再現に苦しんでおり、コマンドが安定しない。

9. 猪本 健太郎(C/1B)
2軍:92試合 .292/.352/.519 16本塁打 0盗塁
井出らっきょ開校のプロフェッショナル・ベースボール・アカデミー初のプロ野球選手。182cm/96㎏の大柄な体格から豪快なアーチを量産する。元々は捕手も、15年より正式に内野手登録となった。パワーは魅力も三振の多さが課題。


10. 釜元 豪(OF)
2軍:79試合 .277/.344/.377 1本塁打 14盗塁
アスレチック。1番の武器は50m6秒0のスピードでファームでは14盗塁をマークし、1本塁打ながらISO.100と俊足を生かした長打も多い。15年7月には支配下登録されるなどチームからの期待も大きい。外野守備では広大なカバー範囲を示す。俊足巧打と広い守備範囲をアピールして1軍デビューを目指す。

Plus One Prospect
島袋 洋奨(LHP)
2軍:9試合 11回 14K 6BB 2.45ERA
1軍:2試合 2回 2K 2BB 0.00ERA
興南高時代には甲子園春夏連覇を達成した琉球トルネード。中京大時代には極度の制球難に陥りドラフト5巡目までスリップも1軍で2登板を経験。最速150㌔のストレートは常時140㌔前半~中盤を計測し、タイミングの取りづらいフォームで打者を惑わす。ボールのキレは素晴らしいだけに、メカニック&コマンドが安定すれば1軍の戦力として期待できる。



2016年1月11日月曜日

2016 横浜DeNAベイスターズ TOP10 Prospect

2016 横浜DeNAベイスターズ TOP10 Prospect

当ランキングは選手の将来性と即戦力性のバランスを考慮して作成しました。基準としては現行のNPBの新人王規準ではなく、50IP/140打席(あくまで目安)たるメジャーかぶれの基準となっております。選手名リンク先から選手の動画に飛びます。

 


1. 今永 昇太(LHP)※ルーキー
15年ドラフト1巡目。14年秋にはリーグのMVP&最優秀投手を受賞。15年春を故障で棒に振ったが、ドラフト後の15年秋リーグでは1.99ERAとカムバック。最速148㌔のストレート&スライダーでマウンド上を支配する。大学通じてBB/9=2.59とコマンドも安定している。健康であれば即ローテーションクラス。


2. 熊原 健人(RHP)※ルーキー
15年ドラフト2巡目。ダイナミックなフォームから最速152㌔のストレート&切れ味抜群のフォークで捻じ伏せるパワーピッチャー。腕の振りが素晴らしく、ストレートは球速以上にパワフル。しかし上下動の大きいフォームから先発よりもリリーフ向きとされる。


3. 乙坂 智(OF)
2軍:55試合 .288/.367/.416 4本塁打 10盗塁
1軍:52試合 .226/.276/.339 3本塁打 2盗塁
驚異的な身体能力の持ち主。左打席からパワフルかつスムーズなスイングを披露し、広角にアーチを描くことができる。1軍では3ホーマーを放つなど結果も出ている。また、50m5秒9で駆け抜けるスピードを備えており、2軍では10盗塁に成功。14年にはプロ初打席=初ホームランを記録。


4. 飛雄馬(SS)
2軍:33試合 .210/.304/.445 7本塁打 0盗塁
1軍:59試合 .224/.250/.345 1本塁打 1盗塁
181cm/95㎏の大柄体格から繰り出されるパンチ力あるバッティングが持ち味。プロ1号弾をライト方向に放つなど広角に長打が打てるのも魅力だ。大柄な体格に比して機敏に動くことができるが、SSとしては厳しい面が目立ち、2B/3Bの方がフィットするだろう。

5. 柿田 裕太(RHP)
2軍:18試合 99.2回 51K 36BB 3.88ERA
13年ドラフト1巡目。長いリーチから投げ込む伸びのあるストレートが持ち味。社会人出身の即戦力として期待されたが、プロ入り後2年間1軍登板なし。大きく割れるカーブ&チェンジアップ&スライダーと多彩な変化球をバランスよく織り交ぜることができる。99.2回/51K/36BBと支配力は平凡。台湾WLでは21回/20K/1.71ERAをマーク。



6. 福地 元春(LHP)
2軍:23試合 26回 34K 19BB 2.42ERA
1軍:13試合 15.2回 16K 12BB 2.87ERA
最速151㌔のストレートでアグレッシブに攻める。ストレート主体のピッチングながらチェンジアップ&カーブ&スライダーも扱うことができる。2軍&1軍いずれもイニング数を上回るKを生み出すも、コマンドの平凡さが目立った。左腕が不足しているチーム状況をチャンスに変えたい。

7. 平田 真吾(RHP)
2軍:22試合 25回 22K 14BB 3.96ERA
1軍:28試合 32回 27K 14BB 3.38ERA
13年ドラフト2巡目。最速150㌔のストレートが魅力のセットアッパー候補。スライダー&フォームはKを生み出すのに有効で、スライダーは被打率.211&空振り率15%、フォークは被打率.188&空振り率20%をマーク。不安定なコマンドを克服していきたい。

8. 柴田 竜拓(SS)※ルーキー
15年ドラフト3巡目。アマチュアNo.1のSSディフェンダー。167cmと小柄ながら打球判断&スローイング&ハンドリングなど守備に必要な資質を備えており、スカウト達から高い評価を得ている。一方バッティング&スピードの平凡さからオフェンス面のインパクトは薄くバックアップ向き。

9. 戸柱 恭孝(C)※ルーキー
15年ドラフト4巡目。アレックス・ラミレス監督が開幕1軍候補に挙げる即戦力捕手。攻守に磨かれており、打撃ではパワー、守備ではリード含めたゲームメーク力の評価が高い。元気の良さも評価されており、キャッチャー向きの性格。希少な左打ちのCということもあり、彼の存在は貴重なものとなるだろう。

10. 野川 拓斗(LHP)※ルーキー
15年ドラフト7巡目。チームメイトである大原慎二と比較される左のワンポイント候補。ストレート&スライダーをコマンドよく投げ分ける。ドラフト後にはアニメオタクキャラで話題に。ちなみに好きなアニメは『俺ツインテールになります』。

Plus One Prospect
山本 武白志(3B)※ルーキー
15年育成ドラフト2巡目。父は元巨人の山本功児。豪快なパワーヒッティングが最大の武器で、高校通算24ホーマーの大型三塁手。一方守備走塁は平凡で、大幅な改善が求められる。打撃ではコンタクトに欠けるも、天性の長打力は魅力であり、守備もハンドリングの柔らかさは評価されている。


2016年1月9日土曜日

2016 中日ドラゴンズ TOP10 Prospect

2016 中日ドラゴンズ TOP10 Prospect

当ランキングは選手の将来性と即戦力性のバランスを考慮して作成しました。基準としては現行のNPBの新人王規準ではなく、50IP/140打席(あくまで目安)たるメジャーかぶれの基準となっております。選手名リンク先から選手の動画に飛びます。

 


1.小笠原 慎之介(LHP)※ルーキー
15年ドラフト1巡目指名。15夏の甲子園では東海大相模高の優勝に大きく貢献。常時145㌔前後を叩き出すストレートは最速152㌔に達する。特に右バッターの胸元へのボールの球威&コマンドを高く評価されている。ストレート主体のピッチングだが、チェンジアップ&スライダーも扱うことができ、高卒新人ながら即戦力としての働きが期待されている。



2. 野村 亮介(RHP)
2軍:14試合 34.1回 23K 7BB 3.41ERA
1軍:3試合 2.2回 1K 3BB 10.13ERA
14年ドラフト1巡目。社会人屈指の好投手で即戦力として期待されたが、1軍ではわずか3登板にとどまる。抜群のコマンド&キレ味鋭いフォークを武器に先発/抑えとして期待されている。球速は最速で149㌔に届き、ストライクゾーンの低めを厳しく突くことができる。


3. 佐藤 優(RHP)※ルーキー
15年ドラフト2巡目指名。187cm/83㎏の恵まれた体格から投げ込まれる最速151㌔のストレートはパワフル。高いアップサイド評を得ており、中日スカウト部長は「まだ素質の半分しか出せていない」とコメント。ストレート&スライダーのツーピッチスタイル&コマンドの平凡さからリリーフ向き。15年秋にはフォークも習得。

4. 古本 武尊(OF)
2軍:99試合 .224/.313/.294 3本塁打 2盗塁
大学屈指のスラッガーも、4年時に左目を怪我してドラフト3位までスリップ。豪快なフルスイングから素早いバットスピードを示す和製大砲。14年にはファームでチーム2位となる7ホーマーをマークも、コンタクトが安定せずに苦しんでいる。守備では強肩を備える。

5. 木下 拓哉(C)※ルーキー
攻守にスケールの大きいポスト谷繁候補。183cm/92㎏の大柄な体格の持ち主で、長打力が武器。特にセンターから右方向への長打の多さが特徴だ。守備では遠投120m&二塁送球1.8秒の強肩&正確なスローイングが自慢で、ブロッキング&リードの評価も高い。プロレベルの実力の持ち主であり、即戦力での活躍が期待される。

6. 友永 翔太(OF)
2軍:82試合 .231/.348/.295 1本塁打 12盗塁
1軍:7試合 .056/.105/.056 0本塁打 2盗塁
170cm/74㎏と小柄ながら福留孝介(阪神)の背番号1を受け継いだ逸材。俊足を生かした高い走塁技術&外野守備の評価が高く、2軍では12盗塁をマーク。また打撃では、打率.231ながら出塁率.348をマーク。61K/50BBと成熟したアプローチを示し、出塁能力の高さが光る。将来像は1番センター。

7. 鈴木 翔太(RHP)
2軍:12試合 47回 26K 20BB 3.45ERA
1軍:2試合 4回 2K 3BB 6.75ERA
13年ドラフト1巡目指名。高卒2年目の15年は2軍で47イニングに登板。1軍でも2登板を果たした。最速144㌔のストレートは威力があり、1軍のバッター相手にも手ごたえを掴んだ。183cm/74㎏の体格&しなやかなフォームからさらなる飛躍が望まれる。K/9=4.98とKを生み出せずにおり、セカンドピッチの向上が求められる。

8. 桂 依央利(C)
2軍:34試合 .242/.281/.341 1本塁打 1盗塁
1軍:47試合 .229/.250/.314 2本塁打 1盗塁
抜群の強肩&盗塁阻止能力に定評を得ているポスト谷繁候補。スローイングの精度は谷繁監督からも評価されており、1軍でも47試合に出場。打撃では33K/3BBとコンタクトが安定しないが、プロ初スタメンの試合で初ヒット=初ホームランを放つなど相応のパワーを秘めており、守備型のCとして期待される。


9. 井領 雅貴(OF)
2軍:78試合 .270/.321/.349 1本塁打 0盗塁
1軍:9試合 .000
社会人で7年のプレーを経て中日入り。アグレッシブなバッティングが持ち味で31K/14BBとアプローチは粗い。2軍で打率.270をマークするなど社会人屈指のスラッガーの実力を発揮した。スピード&強肩を兼ね備えた守備はRF向き。

10. 阿部 寿樹(SS)※ルーキー
キャノンアームを生かしたダイナミックなSS守備で定評を得る。三遊間の深い位置からのスローイングは目を見張るモノがある。ルーティンプレーを磨いていきたい。課題の打撃は向上を辿っており、右方向への流し打ちを得意としている。小技もでき、ユーティリティー向き。

Plus One Prospect
金子 丈(RHP)
2軍:29試合 31.1回 31K 10BB 5.17ERA
1軍:10試合 13.2回 12K 1BB 3.95ERA 
14年ドラフト9巡目指名。189cm/90㎏の恵まれた体格から投げ込まれる最速147㌔のストレートはキレ味鋭く、スライダー&フォームも精度が高い。高い水準でKを生み出せるパワーリリーバー候補。1軍では13.2回/12K/1BBと好投を披露。



2016年1月7日木曜日

2016 広島カープ  TOP10 Prospect

2016 広島カープ TOP10 Prospect

当ランキングは選手の将来性と即戦力性のバランスを考慮して作成しました。基準としては現行のNPBの新人王規準ではなく、50IP/140打席(あくまで目安)たるメジャーかぶれの基準となっております。選手名先リンクより動画をチェックできます。

1. 岡田 明丈(RHP)※ルーキー
15年ドラフト1巡目。バランスの良い癖のないフォームから最速153㌔のストレート&スライダー&フォークを投げ込む本格派。ピンチに動じないマウンド度胸も高く評価されており、即戦力エースとして期待される。大阪商業大では通算15勝3敗&防御率1.08をマーク。15年には春&秋リーグで最優秀投手のタイトルを受賞。


2. 薮田 和樹(RHP)
2軍:12登板 57.2回 65K 21BB 2.50ERA
1軍:6登板 25回 18K 20BB 5.76ERA
大学通算2登板ながら高い潜在能力を買われ、ドラフト2巡目で広島入り。1年目にして2軍で支配的なパフォーマンスを披露すると1軍でも6登板。最速151㌔のストレート&フォークのパワフルなピッチング。188cm/82㎏と体格にも恵まれており、細かいコマンドを磨いてローテーション定着を目指す。


3.美間 優槻(3B)
2軍:81試合 .264/.305/.407 7本塁打 0盗塁
1軍:1試合 .000
成長著しいパワーポテンシャル。177cm/90㎏とがっちりした体格で、14年には2軍でチームトップの11ホーマー。今季も7ホーマー&OPS.712をパワフルな内容。ツボにハマった時の飛ばす力は目を見張るものがあり、63K/11BBたる荒々しいアプローチが改善されれば一気にブレークできるはずだ。




4. 横山 弘樹(RHP)※ルーキー
15年ドラフト2巡目。尾形佳紀(広島スカウト)が「即戦力としてローテ入りできる」と評する完成度の高さを誇る。187cm/86㎏の恵まれた体格から最速150㌔のストレート&スライダー&カッター&フォーク&無回転の魔球チェンジアップをバランスよく織り交ぜる。メカニックの修正を経て課題の制球力も向上を辿る。

5. 塹江 敦哉(LHP) 
2軍:7登板 22回 11K 10BB 2.45ERA
177cm/76㎏と決して体が大きいわけではないが、柔軟性の高いフォームから最速150㌔のストレートを投げ込む。スライダー&チェンジアップもキレがあり、将来的に平均以上の3球種を扱うスターターになり得る。2軍では2.45ERAも11K/10BBとコマンドが不安定だった。メカニクスの維持に取り組みたい。

6. 飯田 哲矢(LHP)
2軍:22試合 21.2回 22K 2BB 2.49ERA
1軍:16試合 17回 11K 10BB 2.65ERA
社会人出身の即戦力リリーバー。140㌔前半のストレート&カッター&チェンジアップなど多彩な球種をコマンドよく織り交ぜる。2軍では低めに集める制球力を武器にK/BB=11.0をマークし、1軍でも16登板。

7. 上本 崇司(SS)
2軍:86試合 .238/.332/.282 2本塁打 10盗塁
上質な守備走塁を武器にブレークを目指す。SSを中心に内野全般をこなす高い守備力と2軍で10盗塁をマークしたスピードは1軍でも通用するレベルであり、非力な打撃が改善されれば木村昇吾(元広島)タイプのユーティリティーになれる。15年よりスイッチヒッターに転向。31K/24BBと粘り強いアプローチを示す。

8. 西原 圭大(RHP)
2軍:30試合 25.1回 25K 3BB 1.07ERA
1軍:3試合 2.1回 3K 0BB 0.00ERA
サイドスローから130㌔後半、最速で146㌔のよく沈むツーシームを投げ込む。スライダーは小さく曲がり、ツーシームとのコンビネーションで内野ゴロを稼ぐことができる。2軍では防御率1.07&K/BB=8.3と素晴らしいパフォーマンスを見せたが、左バッター対策が課題。現状では右のワンポイントか。

9. 磯村 嘉孝(C)
2軍:69試合 .313/.370/.403 2本塁打 1盗塁
1軍:1試合
攻守のバランスがとれたキャッチャー。2年連続で自身最高打率を更新し、15年はチームトップの打率.313をマーク。守備でもリード面やキャッチングなど着実に成長している。1軍では會澤翼が高い壁となって立ちはだかっており、まずは2軍の正捕手を脱却し、1軍の2番手捕手を目指す。

10.船越 涼太(C)※ルーキー
15年ドラフト4巡目。未完成ながらスケールの大きいアスリートC。高校まではSSとしてプレーも、社会人1年目にC転向。一般的なCに比べアスレチックで、フットワーク&スローイングは群を抜いている。2塁送球では1.8秒を記録。打撃では低打率ながらパワーポテンシャルを秘めており、適応できればラッセル・マーティン(ブルージェイズ)のようなCになれる。

Plus One Prospect
仲尾次 オスカル(LHP)※ルーキー 
15年ドラフト6巡目。日系ブラジル人で、13年WBCではブラジル代表としてもプレー。最速149㌔のパワフルなストレートを武器に即戦力としての活躍が期待される。課題の制球力も向上を辿る。球のキレで勝負できるタイプ。






2016年1月6日水曜日

2016 阪神タイガース TOP10 Prospect

2016 阪神タイガース TOP10 Prospect

当ランキングは選手の将来性と即戦力性のバランスを考慮して作成しました。基準としては現行のNPBの新人王規準ではなく、50IP/140打席(あくまで目安)たるメジャーかぶれの基準となっております。選手名先リンクから選手の動画に飛びます。

 

1. 髙山 俊(OF)※ルーキー
大学No.1ヒッターの名を引っ提げドラフト1位で阪神入り。大学では連盟新記録となる131安打を記録した安打製造機。160㌔を超すスイングスピードから巧みにラインドライブを量産するバッティングは秋山翔吾(西武)と比較される。50m5秒8のスピード&遠投110mの強肩を生かしたCF守備&走塁の評価も高い。

2. 横田 慎太郎(OF)
2軍:103試合 .213/.243/.352 9本塁打 9盗塁
動きのすべてが糸井嘉男(オリックス)を彷彿とさせる。185cm/85㎏と恵まれた体格に傑出したスピード&強肩を兼ね備える。パワーもズバ抜けており、逆方向にもホームランを打てるのは魅力だ。2軍では9ホーマー&9盗塁と自身のツールを証明した一方で、86K/13BBと雑なアプローチは要改善。




3. 横山 雄哉(LHP)
2軍:16試合 91.1回 77K 20BB 2.36ERA
1軍:4試合 13.1回 12K 11BB 6.75ERA
14年ドラフト1巡目。最速151㌔のストレートはコンスタントに140㌔台半ばを計測し、クロスファイヤーも相まって威力抜群だ。110㌔前後の大きく滑る縦カーブは緩急を生み出すのに有効で、他にはスライダー&チェンジアップも織り交ぜる。またコンパクトかつしなやかなメカニクスからコマンド面の評価も非常に高く、BB/9=1.97。

4. 陽川 尚将(3B)
2軍:54試合 .213/.272/.340 3本塁打 0盗塁
179cm/96㎏のがっちりした体格に傑出したパワーポテンシャルを潜める。しかし2軍では64K/14BBたるアプローチが示すようにコンタクトが安定せず3ホーマーに終わった。秋季キャンプでは金本監督から直接指導を受け、台湾WLでは打率.339&本塁打2。14年に96試合/14失策を喫した守備は53試合/5失策と改善の兆し。

5.岩貞 祐太(LHP)
2軍:17試合 95.2回 83K 38BB 2.82ERA
1軍:5試合 20.2回 11K 11BB 4.35ERA
13年ドラフト1巡目。最速148㌔のストレート&カッターを軸にアグレッシブに攻め込む。打者の内角を強気に攻めることができ、右バッターにはチェンジアップ、左バッターにはスライダーでKを生み出せる。台湾WLでは5試合に登板し17回/27K/0.53ERA(K/9=14.3)と支配的な投球を披露し、同リーグのMVP&奪三振王のタイトルを獲得。



6. 北條 史也(SS)
2軍:112試合 .243/.318/.367 10本塁打 2盗塁
1軍:1試合 .000 
12年ドラフト2巡目。掛布雅之DCの熱指導により向上著しい22歳。インサイドアウトのスイングを見につけ、パワー&見極めも向上。2軍での10ホーマー&四球率10.2%たる数字が成長の証だ。日々のウエート・トレーニングにより体幹も鍛えられ、プロの世界で戦う体は仕上がっている。SS守備でも高い評価を受けており、ポスト鳥谷敬として指揮官の期待は大きい。
 
7. 石崎 剛(RHP)
2軍:29試合 51.1回 54K 22BB 4.21ERA
1軍:8試合 11.1回 11K 8BB 7.15ERA
14年ドラフト2巡目。社会人出身の即戦力リリーバー。サイドスローから最速151㌔のストレート中心に力で押すピッチング。セカンドピッチのスライダーは1軍で空振り率16.4%とKを生み出すのに有効で、林昌勇(元ヤクルト)タイプのパワーリリーバーになり得る。BB/9=3.88と四球が多く、コマンドを安定させることが課題。

8. 島本 浩也(LHP)
2軍:20試合 43.2回 46K 11BB 4.95ERA
1軍:18試合 18.1回 12K 8BB 8.14ERA
育成契約から支配下登録を勝ち取ると1軍で18試合に登板。176cm/63㎏と非常にスキニーな体格も、140㌔中盤の伸びのあるストレートを中心にパワフルなピッチング。スライダー&フォークはいずれも空振り率17%を超す高い奪三振能力を持っており、コマンドも磨かれている。2軍ではK/BB=4.18をマーク。

9. 緒方 凌介(OF)
2軍:97試合 .231/.280/.336 4本塁打 6盗塁
14年には1軍で28試合を経験も、15年は1軍出場ゼロ。しなやかな打撃フォームから左右に打ち分ける巧みなバットコントロールを高く評価されており、14年には2軍で打率.302をマーク。しかし15年はOPS.616と不本意なパフォーマンスに終わった。プラスプラス級のスピード&強肩の持ち主だが、技術的に未発達な部分が多い。

10. 山本 翔也(LHP)
2軍:23試合 54.1回 41K 18BB 1.82ERA
1軍:7試合 10.2回 10K 3BB 4.22ERA
左のサイドスロー。独特のフォームから140㌔前後のストレート&スライダーのコンビネーションで打者を惑わす。レパートリーとしてチェンジアップ&カッターも操ることができる。2軍では1.82ERAと好投を披露し、1軍ではプロ初勝利も経験。制球力に自信を持っている。

Plus One Prospect
坂本 誠志郎(C)※ルーキー
大学ジャパンの正捕手&主将を務めた司令塔。大学通算打率.231&OPS.695と打撃は平凡だが、巧みなインサイドワークと守備力で注目を集める。研究熱心でメークアップに優れており、嶋 基宏(楽天)と比較されている。




 

2016 ヤクルトスワローズ TOP10 Prospect

2016 ヤクルトスワローズ TOP10 Prospect

当ランキングは選手の将来性と即戦力性のバランスを考慮して作成しました。基準としては現行のNPBの新人王規準ではなく、50IP/140打席(あくまで目安)たるメジャーかぶれの基準となっております。選手名リンクより動画をチェックできます。


1. 原 樹理(RHP)※ルーキー
15年ドラフト外れ1位指名。切れ味鋭いシュート&抜群の制球力を武器に大学通算20勝&1.93ERAをマーク。ストレートはコンスタントに140㌔台を叩き出し、変化球もシュートの他にスライダー&カッター&フォークなど多彩に操ることができる。内野ゴロの多さと豊富なスタミナを生かして先発完投型のイニングイーターになり得る。


2. 藤井 亮太(C/OF)
2軍:75試合 .244/.312/.278 2本塁打 12盗塁
1軍:13試合 .176/.222/.206 0本塁打 0盗塁
アスレチック。捕手登録ながら50m5秒8の俊足&遠投120mの強肩を生かすため外野手としてもプレー。課題の打撃は2軍で打率.244&OPS.590と向上が見受けられず正念場を迎えている。アマ時代に見せていたシュアな打撃をプロでも披露することができれば、堅実な守備を武器に1軍での出番も増えてくるだろう。

3. 西浦 直亨(SS)
2軍:55試合 .258/.345/.343 1本塁打 10盗塁
1軍:26試合 .295/.340/.477 1本塁打 1盗塁
堅固なSSディフェンスに定評を得ており、宮本慎也(元ヤクルト)と比べられる。ルーキー時の14年には開幕戦で初打席初球ホームランの輝かしいデビューを飾るも打撃不振で2軍降格。15年は2軍でOPS.688とまずまずの数字を残し、また手首の強さからパワーも向上が目される。

4. 西田 明央(C)
2軍:39試合 .258/.351/.409 4本塁打
1軍:13試合 .147/.216/.257 1本塁打
2歳上の中村悠平と正捕手の座を争う。パワフルなオフェンス面での評価が高く、2軍ではOPS.760&4ホーマーをマーク。守備では2塁送球1.8秒のスローイング&強気なリードを武器に投手陣&指揮官の信頼を勝ち取りつつある。ブロッキングも向上を辿る。

5. 風張 蓮(RHP)
2軍:12試合 52.1回 38K 28BB 3.96ERA
1軍:1試合 0.1回 0K 0BB 0.00ERA
最速151㌔のストレートを武器に、大学4年間で198Kをマークした本格派。カーブ&スライダー&フォークも扱うことができ、即戦力の呼び声高い。ルーキーイヤーとなった15年は1軍で1登板のみに終わった。K/BB=1.36とコマンドの粗さを改善してローテーション定着を狙いたい。

6. 谷内 亮太(SS)
2軍:92試合 .279/.363/.362 5本塁打 5盗塁
1軍:4試合 .500/.500/.667 0本塁打 0盗塁
堅実な守備をウリにしているポスト宮本候補。パワー&スピードなどのツールは平凡も、メークアップの評価が非常に高く真面目で練習熱心だ。課題の打撃では2軍でOPS.725と着実な進歩を辿っており、来季は1軍定着を図りたい。チームの柱になれるリーダーシップの持ち主。

7. 廣岡 大志(SS/3B)※ルーキー
オフェンシブ。パワフルさと柔軟性を兼ね備えた打撃は、本人も尊敬するミゲル・カブレラ(デトロイト・タイガース)と重なるものがある。手首の柔らかさとスイングスピードがずば抜けており、パワーとアベレージを両立したバッターになり得る。180cm/80㎏と細身の体格から伸びしろは大きい。SSのディフェンスは粗削りながら強肩を披露。


8. 児山 祐斗(LHP)
2軍:17試合 65.2回 32K 32BB 5.07ERA
石川雅規に次ぐ左のエース候補。ストレートは最速140㌔ながら、タイミングの取りにくいフォーム&カーブ&スライダーで打者を翻弄する。時折織り交ぜるスローカーブは最遅94㌔。しかし2軍では制球が定まらず苦しい投球を強いられた。変化球のコマンドを磨いて投球の幅を広げたい。

9. 山崎 晃大朗(OF)※ルーキー
15年ドラフト5巡指名。50m5秒7の俊足がウリのスピードスター。小柄でパワーレスながら攻守にスピードを発揮することができる。大学通算では打率.244も春のリーグ戦では打率.333をマークするなど打撃力は向上を辿る。レンジに富んだCF守備を武器に出場機会を掴みたいところ。

10. 奥村 展征(2B)
2軍:26試合 .211/.311/.233 0本塁打 0盗塁
相川亮二のFA移籍に伴う補償で巨人→ヤクルト。広角に打ち返す高いヒットセンスに支えられたオフェンスでの評価が高かったが、今季はOPS.544と期待に応えることができなかった。父は社会人時代に宮本慎也とチームメイトだった。高校時はSSも、不安定なスローイングをカバーするためプロでは2Bコンバート。過去にはU-18でもプレーするなど高いポテンシャルの持ち主であり、今年の成績で評価を下すのはまだ早い。


Plus One Prospect
原 泉(OF)
2軍:101試合 .177/.261/.276 6本塁打 1盗塁
14年ドラフト7巡目。大学では4試合連続ホームランを放つなど未知数のパワーポテンシャルを秘める。1年目の15年は6ホーマーをマークしたが、打率.177&三振率23.2%とコンタクトを生み出すことができなかった。オフには台湾WLでもプレーし経験を積んだ。




2016年1月5日火曜日

2016 読売ジャイアンツ TOP10 Prospect

2016 読売ジャイアンツ TOP10 Prospect

当ランキングは選手の将来性と即戦力性のバランスを考慮して作成しました。基準としては現行のNPBの新人王規準ではなく、50IP/140打席(あくまで目安)たるメジャーかぶれの基準となっております。選手名をクリックすると選手動画をチェックできます。

 

1. 岡本 和真(3B)
2軍:69試合 .258/.307/.354 1本塁打 1盗塁
1軍:17試合 .214/.290/.321 1本塁打 2盗塁
未来の4番サード候補。智弁学園高時代には通算73発を放った生粋の大砲タイプであり、素材型とされながらも高い適応能力を見せつけ、1軍でも17試合&1ホーマー。一方で三塁守備では脆さを露呈した。台湾WLでは18試合出場して打率.415 3本塁打 20打点 OPS1.120。



2軍:12登板 11.1回 12K 1BB 1.59ERA
1軍:2登板 3回 3K 1BB 3.00ERA
キューバ出身。190cm/80㎏たる大柄な体格から最速157㌔のストレートでパワフルに攻める。スライダーもアウトピッチとして申し分ない。キューバ内でも名の知られたプロスペクトであり、メジャーからも熱視線を集める。パン・アメリカ世界大会ではキューバ代表としてもプレー。

3. 桜井 俊貴(RHP)※ルーキー
15年ドラフト1巡指名。完成度の高さを買われており、即戦力として期待される。ドラフトイヤーにして成長を遂げ、ドラフト後の神宮大会では大会記録タイとなる1試合18奪三振を記録。最速150㌔のストレート&カーブ&チェンジアップをバランス良く投げ込む。


4. 土田 瑞起(RHP)
2軍:48試合 54回 59K 28BB 2.33ERA
1軍:11試合 11.2回 13K 6BB 6.39ERA
クローザーポテンシャル。150㌔に迫るストレート&鋭いフォークのコンビネーションで高い水準でKを生み出せる。2軍&1軍いずれもイニング数を上回るKを記録した。フォークの他には、カーブ&スライダーを扱うことができるも、BB/9=4.67と制球が不安定。越智大祐(元巨人)タイプ。

5. 今村 信貴(LHP) 
2軍:18試合 89.1回 62K 18BB 3.12ERA
13~14年に1軍で53.1回を経験。今季は1軍昇格こそなかったが、2軍で安定した投球内容を残した。140㌔前半のストレート&80㌔台のスローカーブのコンビネーションが印象的で、チームでは内海哲也に次ぐ左のエースとして高い期待を背負っている。球威は平凡で、リリーフ向きではない。

6. 公文 克彦(LHP)
2軍:44試合 30.1回 16K 11BB 1.78ERA
ルーキー時の13年には1軍デビューも経験。150㌔超えのストレート&スライダーを武器とするパワーリリーバー。2軍では3年間で120試合に登板しており、山口鉄也の後継者として期待されている。今季は1.78ERAをマークしたが、16K/11BBとコマンドは平凡。

7. 重信 慎之介(OF)※ルーキー
早稲田大の先輩である青木宣親(マリナーズ)と比較される俊足巧打の外野手。50mを5秒7で駆け抜けるスピードは鈴木尚広(巨人)クラスと称される。打撃でもアプローチが安定しており、大学通算のOPSは.819と高水準。15年秋には打率.432をマークし、リーグ戦の首位打者を獲得。

8. 宇佐見 真吾(C)※ルーキー
強肩強打の捕手。選手タイプ及び打席での雰囲気は阿部慎之助(巨人)と比べられる。高校時は無名だったが、大学に入り長打力が開眼。広角に飛ばせるようになった。守備でも成長著しく、2塁送球は2秒を切る。

9. 平良 拳太郎(RHP)
2軍:16試合 63.1回 34K 15BB 5.12ERA
トルネード気味に体を捻ってサイドスローから投げ込む姿は斎藤雅樹(元巨人)を彷彿とさせる。ストレートは最速147㌔とパワーがないわけではないが、K/9=4.86と支配力に乏しい。それでも内外に投げ込む制球力と投げっぷりは高く評価されており、秋季キャンプでは高橋由伸監督も「まとまっている」と評価。

10. 辻 東倫(2B/SS)
2軍:106試合 .269/.329/.330 2本塁打 3盗塁
4年目を迎え、そろそろブレークしたい22歳。2軍では3年間で通算打率.269と安定した成績を残しており、14年秋にはU-21侍ジャパンにも選出。上質なスピード&強肩を武器に片岡&坂本&クルーズらが揃う鉄壁内野陣に乗り込みたい。

Plus One Prospect
與那原 大剛(RHP)※ルーキー
沖縄出身。190cm/89㎏の恵まれた体格の持ち主で、アップサイドを買われドラフト3巡目で巨人入り。最速148㌔の角度あるストレート&スプリットのコンビネーションは野茂英雄(元ドジャース他)と比べられるほど。トルネード気味のフォームだが、クイックも磨かれている。